月刊ライフサイズ1月号「直近の転職トレンド」

2023年がスタートしました。本年も宜しくお願い申しあげます。今回は2022年1月~12月期の転職成功者プロフィールを昨年同時期と比較し、最近の転職トレンドの特徴を探ってみたいと思います。

1. 採用ニーズは30代経験者に集中

昨年同期と同様、転職者全体に占める30代の比率は75%(昨年80.6%)と高く、全体の平均年齢は34.8歳(昨年35.4歳)、平均年収は496.9万円(523.7万円)となりました。

一方で40歳以上のベテランに目を向けると、その割合は年々減少しており、今回はなんと全体の7.5%(昨年13%)となりました。転職限界年齢が35歳と言われた時代を経て、コロナ前には40代管理職候補を採用する企業が増えた時期もありました。

しかし今、企業はコロナ禍でDXを進める必要に迫られています。そのため新しい技術の習得をしやすい人材、つまり比較的若手の30代の経験者に、採用ニーズがシフトしていることが窺えます。

2. 進む女性採用、大企業の採用も活発に

採用ニーズは30代に集中し、U・Iターン比率は昨年45.2%から47.5%に伸びました。その中で今回、それよりも注目すべき大きな変化が2つあります。

ひとつは女性採用の比率が昨年の19.4%から35%と、大幅に増加したことです。社会全体でも女性の活躍は顕著で、U・Iターン転職によって地方にもその波が及んできているようです。

もう一つの大きな変化は、大企業が本腰を入れて採用活動に取り組み始めていることです。採用企業を規模別でみると、従業員1,000人以上の企業が昨年の25.8%から37.5%になりました。実際、新卒採用の割合を減らし、経験者を通年採用するスタイルに移行する企業が増えています。

地方都市でも、企業のDX推進、経験者採用における提示給与の高騰などが徐々に起き始めています。こうした変化の中での採用活動には、日々工夫を凝らす必要があります。私たちも優秀人材の採用に向けてサポートを強化してまいります。

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