月刊ライフサイズ-24年5月号「なぜ採用するのか?」

GWにもかかわらず、今年は気温30度超の場所が続出したとのこと。夏本番の気候に少し不安を覚えます。

さて今回は、採用目的を明確にすることの重要性と、その意味について書かせていただきます。

1. 採用目的を明確にすること

近年、経験者採用は活発になり、今やほとんどの企業で行われています。そんななかで感じるのが、採用目的が明確になっていない企業が多いことです。

例えば「売上を上げる」ことを目的に採用活動をする場合を考えてみます。既存社員の実力を分析した結果、「新規顧客の開拓」に課題があり、それを強化するとなると、新規営業の経験を持つ人材を採用する必要があります。しかし、「既存顧客の深堀」に課題がある場合はどうでしょう。顧客への企画力やコンサルティング力に長けた人材を採用することが必要になるかもしれません。

このように、採用目的を明確にすることで、ターゲットもより明確になるのです。

2. ターゲットが決まれば採用方法も明確に

採用目的の精度が上がれば、採用ターゲットが“どこの”、“どんな人で”、“現年収はこのくらい”などと絞られてきます。そこから何が効果的で何がそうではないのか、といった「採用するための具体的な手法」が見えてくるのです。

例えば、採用対象が特定の業界の一定規模以上の企業にしか存在せず、しかも10年以上の経験を持つ専門職の人材であると判明した場合。このようなときは、長い期間のマス広告で告知活動をするよりも、特定のターゲットに直接アプローチするスカウトやヘッドハンティングのような方法が向いていると言えるでしょう。

もちろん、ターゲットがはっきりしても、転職希望者の希望をくみ取った口説き文句がなければ、採用に至る可能性が低いことは言うまでもありません。

精度の高い採用のためには「目的」「ターゲット」「方法」を明確にすること、そしてそれに合った採用スキルを高めていくことが重要です。

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