月刊ライフサイズ-25年2月号「採用成功企業に共通すること」

この冬は冷え込みが厳しく、ダウンコートに袖を通す回数が増えました。体調管理にも気を遣うこの頃です。

さて、年を追うごとに採用環境が厳しくなっていますが、そんな中においても、採用に成功している企業があります。今回は、そういった企業に共通することについて書かせていただきます。

1. 30代の処遇

昨年1年間で私たちが転職をご支援し、入社に至った方々の平均年齢は35.3歳、その平均提示年収は600万円でした。比較的高い水準での年収提示となりましたが、では、採用成功した企業は平均年収も高いのでしょうか?実のところ、そういうわけでもありません。

こうした企業の年収と年齢の平均値を見てみると、多くで平均年齢が高い傾向にあります。そのため、主にターゲットとなる30代の処遇を積極的に改善することで、若手の採用成功に繋げているケースが多く見られます。

2. 管理職の年齢

もうひとつ、その企業が若手を積極的に登用しているかどうかが重要なポイントです。優秀な人材であれば、若くても重要な役割を任されているかどうか。目安としては、最年少の課長職が30代前半、部長職が30代なかば、役員が40代前半といったところでしょうか。

そんなに若くして…、という印象かもしれません。しかし例えば、三井住友銀行では2022年、入社12年目の女性行員の方が最年少支店長に登用されています。昇進に時間がかかるイメージのメガバンクですが、なんと管理職になったのは入社9年目とのこと。

このように、本気で中途採用を即戦力採用と位置づけ、市場から優秀な人材を採用するには、入り口である処遇の改善と、同年代がどんどん活躍している、という事実が必要なのです。

採用難時代に突入して数年が経ち、多くの企業で採用成功事例が生まれてきています。そういった企業の動きを後押しできるよう、私たちも先進のノウハウを蓄積してまいります。

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