月刊ライフサイズ-26年2月号「メリハリのある短期選考を」
最近は真冬でも黄砂が飛来し、空が霞むことも珍しくなくなりました。凛として澄み渡った冬空が、今や少し懐かしく感じます。
さて今回は、採用成功に至る選考について書かせていただきたいと思います。
1. 勝負は「1カ月」
昨年1年間の採用結果を振り返り、入社承諾に至ったケース、辞退になってしまったケースの違いを検証しました。すると、入社承諾になった候補者の選考期間は平均37日で約1カ月程度だったのに対し、辞退では約56日と、2カ月近くに及んでいたことがわかりました。
選考期間が長くなると、候補者側は時間を追うごとに選択肢がどんどん増えていきます。また、テンポよく進む選考では候補者の入社意欲も高い状態を維持することができますが、選考の期間が長くなることで、候補者の意欲も次第に下がってしまいます。
選考には吟味が必要ですが、候補者の熱が冷めないように進めることも大切です。
2. 回答期限は必ず設ける
選考期間はできるだけ短く、スピーディーに進めることが大切ですが、同じくらいに大切なのは、「選考結果に対する回答期限」を設けることです。
重要な決断を迫られる候補者に対して配慮が欠けるように感じられるかもしれません。しかし期限を設けないと、「他社の選考結果が出揃ってから…」などと回答をずるずると引き伸ばされてしまい、内定を出してから1カ月以上も返答がない、ということも起こり得ます。
そして、先に述べたように、時間とともに候補者の熱も冷めてしまう可能性もあるのです。各段階の選考結果を早く伝え、候補者からの返答期限も1週間程度とすることが、結果として、スムーズに採用成功に繋がると言えるでしょう。
昨今の採用環境においては、自社だけが選考しているという状態はほぼ無く、同時並行で他社の選考も進んでいることがほとんどです。採用成功に結び付けるため、メリハリのあるスピーディーな選考が重要になっています。
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