月刊ライフサイズ9月号「どうするIT人材採用」

(これはまだ夏真っ盛りの糸島市最西端の駅、鹿家(しかか)。この先は佐賀へと続きます)

猛暑も一段落し朝晩の涼風に少しほっとしますが、これからは台風の季節。防災への備えを今一度確認したいところです。今回は年々厳しさを増すIT人材採用の現状と今後について書かせていただきます。

1. 高騰するIT人材の市場価値

先日、日経新聞に気になる見出しを見つけました。
「IT人材転職、+200万円 流通・小売りの厚遇目立つ ~イオン、年収最大2000万円も 金融・運輸も高給」(引用:2022年8月31日 日本経済新聞 朝刊)
コロナ禍以前、企業では主に業務効率アップのためのIT化が進められ、IT人材の採用ニーズも徐々に高まりつつありました。しかし、コロナ禍がもたらした環境の激変によって、IT化は業務効率のみならず、事業戦略や商品・サービスにまで拡大。いわゆるDXの推進が喫緊の課題となりました。上記の記事見出しにあるような緊急性の高い業界においては、高額な年収提示も珍しくなくなっています。

2. 採用のために企業がすべきこと

IT人材を確保するために企業ができることは何でしょうか。一つは、社内教育によってその適性がある人材をIT人材に育てていくことでしょう。そしてもう一つは、IT人材を外部から採用することです。IT関連の業務は、一般的にリモートとの相性が良く、現在もそうした環境で働いていることが多い職種です。採用を検討する際には、リモートワークがしやすい環境を整えることは必要でしょう。また、給与については前述の通り、ほかの職種と比べてもずいぶん高く推移しています。全ての職種において給与を上げつつ、IT人材の給与を更に上げることが出来れば理想的ですが、ここまで需給バランスが崩れると、給与・評価制度をほかの職種と同じように運用することは難しいかも知れません。

DXにより、IT技術や知識は今やどんな業務を進めるにも欠かせないものになりました。企業が今後も成長を続けていくためには、まずは物理的、また制度的な環境整備が不可欠と言えます。

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